位置と地域の特性
南笠東学区は、草津市の南端に位置し、面積2k㎡余り(推定:市の統計で大字南笠3.64k㎡から推計)で、JRびわこ線から山手にかけて細長く伸びています。
草津市は交通の要衝といわれていますが、この地域は、古くは東海道の街道筋として、また、近年では、新幹線、JRびわこ線、国道一号線、京滋バイパスや名神高速道路が通り、ひとつの学区に5つの幹線が通過する全国でも珍しい地域といわれています。
平成20年に開業した草津田上インターは、新名神速道路の起点となり草津市南の玄関口と呼ばれるようになってきました。
山手一帯には、福祉ゾーンと文化ゾーンがあります。風水害が少なく琵琶湖を眺める自然に恵まれた丘陵台地を快適な居住地として人口が急増したことも大きな特色です。
人 口
人口は7,991名、世帯数3,581(平成20年6月:草津市統計)です。隣接する玉川学区は、学区が分離するまで、玉川地区と呼ばれていました。現在も同じ中学校区にあります。玉川学区内にある立命館大学びわこくさつキャンパスは、当学区との関係が深く、学区内には、アメリカンフットボールとラグビー部のグランドやスポーツジムがあります。
また、数多くの学生マンションがあり、学生世帯の全世帯数に占める割合は、町内会の登録状況は草津市に住民登録をしていない世帯を含めるとおよそ50%となり人口の割合も20%を超えています。
歴 史
地域の歴史とすれば、大字南笠として古くから伝承されてきた行事や文化遺産、江戸時代から東海道の街道文化として語り伝えられてきた逸話、滋賀県の果樹園経営の安定に貢献した大正から昭和初期の先人の働きなどがありますが、近年は、昭和の末期から今日までに急速に広がった住宅地域の「まちづくり」に取り組む姿に注目されています。